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| 会長祝辞 |
祝 辞
同窓会会長 多田 司朗
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卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう。保護者の皆様にも心からお祝いを申しあげます。
皆さんは3年間、定時制の皆さんは4年間、この保原高校で青春を過ごされました。その間に友人たちとの友情、先生方との師弟愛に恵まれ、学び舎を巣立っていきます。このことは一生忘れるものではありません。50年後に同級会であったときにも、この3年間の青春時代を思い出すことです。
皆さんは「夢」「目標」をもって保原高校に入学したことでしょう。その「夢」は叶えられたでしょうか。「夢」というと抽象的に聞こえますが、具体的には「目標」であります。3年間の短い期間ですから、大きな「目標」は難しかったことと思います。しかし、小さな「目標」は達成されたことと思います。
「夢」、すなわち「目標」は進化していきます。年代によって大きくなっていきます。大きな「夢」を実現するには、小さな「夢」の積み重ねであります。
皆さんが「夢」を持ったのは、物心がついてからでしょう。そして中学高校に入学してから、その「夢」ははっきりとした「目標」になったのでしょう。しかし、ご両親は皆さんよりも早く、皆さんが誕生した時から「夢」を持ったのです。その証拠は皆さんの「名前」であります。命名された方は、親、祖父、菩提寺の住職、神社の神主さん、とそれぞれ違うかもしれませんが、皆さんが誕生した時に、ご両親は名前に皆さんの将来を「夢」見て命名をしたのです。ただいま、卒業証書授与に当たって読み上げられた皆さんの名前を聞いておりますと、すばらしい名前であります。
「成人とは何歳からか」ということが法務大臣から諮問され、1年間をかけて答申されるわけでありますが、法律しかじかではなく、皆さんは高校を卒業することで、成人になったという自覚を持って、自分の名前の由来を調べてください。「夢」が託されていることがお分かりと思います。
「人間50年、化天の内にくらぶれば夢幻のごとくなり」とは信長が好きだった謡曲の一節でありますが、戦国時代は50年といわれておりました。現在は人生80年と言われております。これから寿命が延びるのか、あるいは縮まるのかはわかりませんが、あなたたちには、これから60年もの長い人生があります。
皆さん方は、これからはそれぞれ違った道を進まれます。上級学校に進む者、就職をする者、それぞれですが、しかし皆さんは大きな「目標」をもって進んでください。途中で挫折することも経験することでしょう。しかし、めげずに突き進んでください。それが若者の特権なのです。持ち続けることが大事であります。
私は大学卒業までは、しっかりとした「目標」が無いままに過ごしたように思います。しかし、職についてからは大きな「夢」と取り組んできました。その「夢」「目標」は、ほぼ達成されたと思います。その要因を考えて見ますと、常に「夢」をもち続けたことであり、健康であったことであると思っております。私は「わが人生に悔いなし」と思っております。
3日前の新聞に半ページのカード会社の広告が載っておりました。サラブレットの写真の脇に「学校の成績と社会での成績は、イコールじゃない」というキャッチフレーズでした。何を意味しているのかわかりかねましたが、75年の人生を過ごしてみますと、実感いたします。人生の終わりになって「悔いのない人生だった」といえるように努力してください。
大いに期待をしております。ご卒業、おめでとうございます。
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| 学校長 |
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| 来賓席 |
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